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2011.06.26 (Sun)

第2話 究極VS究極!? クロノス先生の挑戦!

割と どうしてこうなった 感がある2話です。
熱いのだろうけど、焦点誘導的にどうなんだwww

GXらしいと言えば、らしいお話なのかもしれません。


次と続きのお話になるんだけど、全然書く時間ないよw どうしようw
うっかりすると、本当に書けない今日この頃です。
9月の人気投票に間に合わせるとか、できる気がしなくなってきたぜ……。
ていうか、よく考えたら、あと3~8話書き直しなわけだから、合計6話。
月2より速いペースを維持しなきゃ無理ってことか、うぅむ。

【More・・・】




第2話 究極VS究極!? クロノス先生の挑戦!




「つまり、話をまとめると――」

 藤原優介は部屋のみんな――久白翼、陽向居明菜、早乙女レイ、クロノス先生――を見渡しながら、続けた。

「黒永司が怪人に追われるところを、久白と陽向居が目撃。
 精霊に通じる力を持つ久白が仲裁に入って、デュエル。
 久白がデュエルに勝利したとき、
 謎のベルトが光り、怪人の能力が暴発。
 久白の力でも制御しきれない。
 危うく惨事になるところを、斗賀乃先生が助けた。
 ……表面的に追えば、こんなところか」

「うん。それで合ってる。
 それで、あの斗賀――」

 出かけた名前に、クロノスはムムムと顔をしかめようとするが――。

「待った。久白の質問したいことは分かっている。
 その質問の前に、こちらの質問をさせてくれないか」

 早まる翼にストップをかけて、藤原が議論の舵を取る。

「久白のデュエルモンスターズの精霊に通じる力について確認したい。
 君ができるのは、一定範囲の精霊に関する、能力とその意思と波長の察知。
 さらに精霊の力の無力化。よりデリケートなエナジー変換と吸収は不可能。
 ちなみに精霊の力による自然現象の発生は、精霊を介さなければ不可能。
 これで合っているか?」

 藤原の分析に、翼が目をパチクリさせる。

「合ってる……! けど、どうやって知ったの!?
 まさか藤原さんにも、この力が!」

「違う違う。僕の力じゃない。
 調べたのは……」

 藤原は親指で自分の後ろを差した。
 明菜は何も見えない、と首をかしげる。
 しかし、翼にはそこに居る存在が見える。
 強い光を帯びた、ギリシャ彫刻のように凛々しく逞しい天使の姿。
 腕組みをして、翼を警戒するように注視している。
 その存在を感知すると、翼は歓声を上げた。
 精霊の力に惹かれて、興味がうずき、翼の瞳は青色の輝きを放っていく。
 ――翼の能力が発動するとき、その瞳は青色に輝く。
   すべてを見透かし、さらには司る水晶のように。

「精霊《オネスト》……、わあ~、すごい力の精霊だ……!
 こんなに強い力を持った精霊なんて見たことがないよ!
 実体化から攻撃、それに簡単な精神干渉までできるなんて……!」

「そうだな……。オネストの力もあって、僕たちの探索が成り立っている。
 僕は精霊はぼんやりとしか見えないし、精霊の感情と波長を感じ取れるくらいだ。
 そして、他のメンバーは精霊に通じる力すら持っていない。
 だから、僕は二人に、特に久白に怪人調査のメンバーに加わってほしいと思っている。
 もちろん、加わるのが嫌なら構わない。
 その前提で僕たちの活動内容を聴いてほしい」

 クロノスが立ち上がり、活動内容の説明に移る。

「この『フリークス・バスターズ』は、私が呼びかけて結成したノーネ。
 メンバーは少数精鋭。過去に精霊に関する事件に携わった者を呼んだーノ。
 目的は昨日、君たちが目撃した怪人たちの調査ナノーネ」

「イルニルさんみたいな人が他にもいるの?」

「何人か、特徴の違う怪人が報告されてるノーネ。
 イルニルはその中でも一番目立つ奴だったーノ」

 明菜がうーん、と考え込みながら、質問をする。

「怪人って言うけど、何か変わったことをしてくるの?
 昨日のイルニルさんはデュエルをしに来ただけみたいだったけど……。
 まぁ背格好とかは変わってるなぁ、とは思うけど……」

「いや、それだけで合っているんだ。
 基本的に危害を加えることはない。
 ベルトをつけて、デュエルしようとするだけなんだ。
 それに他の意図があるようにも見えない。
 逆にその意図が見えないところも不気味なんだがな……」

「でも、問題は『ベルト』なんだよ」

 レイがベルトの話題に乗り出す。

「あのベルトはデュエルで負けた側だけに反応する。
 それで、負けた人は『力が抜ける感じ』を訴えているの。
 これがアカデミアで起こった過去の事件と共通してるんだ。
 プロフェッサー・コブラの起こした『デス・デュエル事件』。
 同じようなベルトを使って、生徒からデュエルエナジーを集めて、
 《ユベル》っていう凄い精霊を呼び覚まそうとしたの。
 だから、今回も背後に何か目的があると思ってるんだけど……」

「そして、あの怪人の生態も謎に包まれているんだ。
 久白、精霊の波長を感じ取れるなら、イルニルからどう感じた?」

「信じられない感覚だったんだけど……」

 翼はその寒気のする感覚を思い出し、確かめるように続ける。

「――人間と融合させられた精霊だったんだ。
 うんと、逆かもしれないけど、混じってる感じで……。
 でも、そんなことなんて、あり得るのかな……」

「やはりか……。
 オネストの感じ取った中身と同じだ。
 なら、間違いないだろう……」

「精霊と融合した正体不明の怪人。
 彼らがベルトをつけてデュエルしろと挑んでくる。
 目的は不明。今分かっていることはこれくらいだ」

「こう、怪人たちの基地とかってのは、ないの?」

「この広いアカデミアなんだが、実は目星がついている。
 だが、入り口が塞がれて入れない。
 今は怪人たちの出方を待っているような状態なんだ」

「こう、ドカーンって強硬突破は?」

「知人に頼んで準備中だ。この孤島だから、調達に時間がかかるんだ。
 それまでは地道にやるしかないだろう。
 突破口があるとすれば、怪人を捕らえて聞き出せればいいんだが……」

 藤原がそうつぶやくと、レイとクロノスが顔を曇らせた。

「何かあったの?」

「実は僕たちのメンバーは、もう一人いたんだ。
 ティラノ剣山。決闘も腕力も頼もしいやつだったんだが……。
 オネストと一緒に強硬的に怪人を捕らえようとしたときに、負傷したんだ。
 久白とデュエルしたイルニルも、自爆の効果を備えた怪人だった。
 むやみに確保しようとするのは危険だろうな。
 その上で、敢えて頼みたいんだが……」

 沈んだ声のまま、藤原は翼に問いかける。

「久白、その力で僕たち『フリークス・バスターズ』に協力してくれないか」

 分からないことが多い危険な調査。
 報酬や評定の見返りも提示されない。
 それでも、翼は迷う素振りを見せなかった。
 藤原の問いかけに、まっすぐに向き合っていた。
 明菜に顔を向け、『いいかな』とコンタクトする。
 明菜はすぐに頷き返した。
 それが2人の答え。

「いいよ! 俺も協力する!
 目の前であんなことがあったんだ!
 このままじゃ気が収まらないよ!
 精霊で変なことしようとしてる奴は、俺が許さない!
 俺がやっつけてみせる!」

「あたしも……、いいかな。
 あたしには、翼と違って特別な力はないけど。
 目の前で困ってるのに、放っておけない。
 あたしにも手伝わせて!」

 レイがうんうん、と頷きながら、ニヤつき顔で答える。

「明菜ちゃんも、恋人のことが心配だもんね。
 いいよ~♪ 二人の力で、一気に解決しちゃって!」

 レイがしたり顔でほのめかすと、明菜は顔を赤らめて慌てる。

「え、えと、あたしと翼は、恋人じゃなくて、幼馴染。
 同じところから来てて、昔からよく知ってるの!
 だから、無鉄砲な翼が心配っていうか、放っておけないっていうか、その……」

 翼も頬を赤らめ、指で顔をポリポリとかいている。

「ええー、さっきのアイ・コンタクトとか、絶対に恋人以上の信頼感があったのに!
 まだ、恋人になってないなんて、なんでなんで――」

「――さて、悪ふざけはそこまでにしておこうか、早乙女」

 恋愛の話題となって過熱したレイ。
 それをぶっきらぼうに遮り、藤原は会話を進めようとする。
 また始まったか、という藤原の呆れ顔。
 いつものことらしい。

「悪ふざけじゃない!
 二人の未来にとって、大事なことなの!
 どうして、アカデミアは決闘馬鹿ばっかり……」

「協力、感謝する。
 とはいえ、今は出没情報をもとに調査するくらいだ。
 お互いに何か手がかりを掴んだら、報告し合うとしよう」

 手がかり、という言葉にピンと来たように、翼が声を上げる。

「ねえ! 斗賀乃先生は何か知ってるんじゃないの!
 何か嫌な感じだったけど、すごい力を持ってたし!
 俺たちに協力してくれないのかな!」

「あいつはダメダメなノーネ!!」

 突然、クロノスが大きな声で、話題に割って入る。

「すごい力も、決闘の腕も持ってるのに、協力してくれないノーネ!
 『協調性』って言葉がチンプンカンプンなノーネ!
 いくら頼んでも応じないへそ曲がリーヌは、相手にしないノーネ!!」

 クロノスは声を荒げるが、翼は興味を抑えられない。

「でも、俺のことも、俺の力のことも、知ってるみたいだったし!」

「久白、自分の焦りをクロノス先生にぶつけてどうする」

 藤原は冷静に場をなだめた。

「動かないものを動かそうとしても仕方がない。
 斗賀乃先生のあの剣幕だ。今聞いても、何も答えてくれないだろう。
 なら、認められるだけの腕を示さなければならない。
 チャンスを待つんだ。できることから始めよう」

「コホン」

 クロノスは荒げた声を整えて、取り繕う。

「取り乱してすまないノーネ。
 セニュール久白もセニョーラ陽向居も、入学したばかり。
 今はこの通り、こちらからできることもないノーネ。
 自分のペースで協力していってほしイーノ」

「うん、俺も焦っちゃって……、ごめんなさい。
 そだね。俺は俺で、斗賀乃先生に近づけるよう頑張る!
 この『フリークス・バスターズ』の活動もね!」

「その意気なノーネ!
 じゃあ、今日は連絡先を交換して、後は自由解散なノーネ!」





「ふぅ……、極楽極楽なノーネ。
 疲れを癒すには、これに限るノーネ……」

 アカデミアの東端、大規模温泉施設。
 豊かな自然環境を生かした天然温泉。
 夜のしじまが深まり始める頃。
 施設の閉館時間から清掃まで、謎の1時間の空白があるという。
 そこに誰も知らない教師特権の発動があった。
 クロノスの日々の緊張を解きほぐす、至福のひとときである。

「今日も取り乱してしまったノーネ……。
 新入生の前でみっともなかったノーネ、ブクブクブクブク……」

 一人で思い返すのは、今日の失態のこと。

「ミスター斗賀乃の話題は、どうしても神経質になってしまうノーネ」

 単純に協調性がなくて、反感を抱きたくなる気持ちもある。
 だが、それは本音の建前に近い。
 もっと個人的な事情で、クロノスは斗賀乃が目についてしまうのである。

 クロノスは実技担当の最高責任者であり、生徒の憧れの的である。
 厳しい指導態度ながらも、生徒の成長を熱く見守る姿は、多くの信頼を得てきた。
 さらにデュエルの腕も、学園の誰にも負けないトップクラスである。
 クロノス自身もそれを自負とし、誇りある指導とデュエルを行ってきた。
 しかし、そのクロノスの地位を脅かす存在が現れた。
 新任教師にして精霊学担当の――斗賀乃(とがの) (がい)である。
 長身長髪のファンタジー世界のエルフのような妖艶な容姿。
 吟じるような語り口から繰り出される、神秘的な精霊学の講義。
 生徒たちの関心は一気に奪われてしまう。

「見た目や雰囲気だけなら、まだいいノーネ……」

 一番気に障るのは、斗賀乃のデュエルの腕である。
 教師を迎えるにあたって、デュエルの腕の審査も行われる。
 その中で行われた斗賀乃のデュエル。
 名だたる候補の中でも、圧倒的であった。
 相手の猛攻を舞うようにいなし、超大型モンスターを召喚。
 超攻撃力のたった一撃で、勝利を射止めたのである。
 その腕前には、クロノスも驚かざるを得なかった。
 当然、生徒たちは、デュエルの腕にも惹かれていく。

「何とかこちらに注目を戻さなくてはいけないノーネ!
 でも、直接対決して負けたら、表に出られなくなるノーネ……。
 【古代の機械(アンティーク・ギア)】デッキは展開サポートと、戦闘補助がウリなノーネ。
 一撃でも許してはいけないケード、防御手段には乏しイ―ノ。
 でも、消極的になったら、それこそ攻め抜かれるノーネ……」

 有効な対抗策が浮かばない。
 いや、単純な対抗策なら、いくらでも思い浮かぶ。
 だが、ピンポイントの対抗カードでは意味がない。
 デッキの総合力での勝負。
 その真っ向勝負に勝ってこそ、デュエリストの格は決まる。
 しかし、クロノスの既に到達段階にあるデッキで、これ以上の進歩は……。

『なら、認められるだけの腕を示さなければならない。
 チャンスを待つんだ。できることから始めよう』

『そだね。俺は俺で、斗賀乃先生に近づけるよう頑張る!』

 思考の迷路の引きずりこまれそうなところで、2つの言葉が想起される。
 翼に堅実な歩み方を諭す藤原の言葉。
 前に確実に進もうと決意する翼の言葉。

(セニョール翼も前に進もうとしてるノーネ。
 そして、自分も一歩一歩前に進まなくてはならないノーネ!)

 自分も焦りともどかしさを覚えていたのだろう。
 だが、それだけでは前に進めない。
 今は斗賀乃に勝つ確信が持てないのなら、さらに腕を磨くことだ。
 自分のより洗練されたコンボを。
 相手に隙を見せない堅牢な布陣を。
 立ちふさがる敵を打ち砕く突破力を。
 そのためには、今のデッキを――。

「だーー!! 簡単に思いついたら、苦労しないノーネ!!
 ここは強い相手との実戦で見出すくらいしかないノーネ!
 でも、一気にミスター斗賀乃と闘って負けたら、元も子もないノーネ!
 しかーし、私と上手く釣り合う新鮮な相手も見当たらなイーノ……」

 クロノスほどのベテランともなると、良い修練相手は見当たらなかった。
 生徒相手ではやはりこちらが上回ってしまう。
 教師相手でも実技担当最高責任者に並ぶ者はそうそういない。
 強さへの渇望を満たす好敵手は――。

「ふぅん。その高みに達してまでも、(おの)がロードを希求する姿。
 なかなかの闘志だ! 気に入ったぞ!」
 
 突如、勇ましく大きな声が大浴場に反響した。
 自分以外には誰もいるはずのないこの空間で。
 どこかで聞き覚えのある気がするが、馴染みの薄い声。
 湯船から思わず立ち上がり、警戒を走らせる。

「だ、誰ナノーネ!!
 この時間にどうしてここーニ!?
 私に何の用ナノーネ!!」

「ふぅん。質問が多いぞ、貴様」

 自分は常に正しいと言わんばかりに、至って冷静に答え返す。

「俺の名は《正義の味方 カイバーマン》!
 力と闘いに思い悩む者を導く精霊だ!
 俺に目をつけられるとは、貴様はなかなか運がいい」

「《正義の味方 カイバーマン》……?
 聞き覚えのある声だと思ったら、そういうことだったノーネ!」

 クロノスは校長室から、その怒声を何度か聞いたことがある。
 アカデミアにおいて、最も逆らってはならない者の一人。
 デュエル・アカデミアのオーナーと呼ばれる、最大出資者であり創設者。
 その声は、いささか血気盛んに感じるが、海馬瀬人そのものであった。
 ……だが、本人ということは有り得ない。
 恐らく精霊というのは、本当のことなのだろう。
 藤原の《オネスト》の超常現象で、免疫はついていた。
 クロノスは不思議と素直に、この状況を飲み込むことができた。

 湯煙の向こうから歩いてくる姿。
 顔を覆う凛々しきブルーアイズマスク。
 銀色のブルーアイズコートの雄姿。
 カードの絵柄のカイバーマンそのものであった。

「もしかして、力を貸してくれるノーネ?」
 
「ふぅん。俺が貴様を鍛え直すという意味ならば、そういうことになろう」

「特訓! カードの精霊から! ありがたい申し出ナノーネ!!
 なら、早速風呂上りに――」

「――待ってください!」

 そしてまた違う声が、割り込んだ。

「こ、今度は誰ナノーネ。
 私の安息の時間は、どこにいくノーネ……」

「やっと見つけましたよ、カイバーマンさん。
 目撃情報をもとに、ここを張っていた甲斐がありました」

 すたすたともう一人がこちらに歩み寄ってくる。
 逆立った髪に、仮面のようにのっぺりとした白い不気味な表情。
 黒紫の目立つコートは、人間離れした異様さを感じさせる。

「ふぅん。俺たちの闘いのロードに、とんだ邪魔者が入ったようだな」

「私の名はシルキル! 強き精霊を求める者!!
 カイバーマン! 貴方こそ、我が主に相応しい魂の持ち主!
 デュエルの盟約で、確保させてもらいましょう!!」

 コートからディスクを取り出し、シルキルはカイバーマンに呼びかける。

(ちょっと待つノーネ!!
 シルキルっていったら――!)

 クロノス達――フリークス・バスターズ――が追う怪人は、名前を持つ。
 コードネーム染みた『ル』を2つ含む名前を。
 あの異様な風体といい、まさしく怪人そのものではないか。
 
(でも、私は丸裸……。
 情けないことに、何もしようがないノーネ……)

 怪人たちは人間離れした身体能力を持つ傾向がある。
 目の前のシルキルも例外ではあるまい。
 精霊に通じる力はおろか、何の道具もなしには……。
 まして、今のクロノスが持つのはタオル1枚のみ。
 どうすることもできない。

「俺をデュエルで確保しようとは片腹痛い。
 貴様、勝つ自信があるとでも言うのか?」

 カイバーマンは腕組みをし、シルキルを値踏みするように見回す。

「勝算なら、私の力にあります!」

 シルキルが力強く返答すると、その体から黒い霧が吹き出した。
 闇はシルキルにまとわりついていく。
 ディスクのデッキとシルキルの顔を覆い、ぐにょぐにょと形を変える。

「な、なんなノーネ……」

 その闇の蠢動(しゅんどう)が終わり、クロノスの目に飛び込む信じられない光景。
 ――それこそが、常軌を逸した精霊の力。
 あの白仮面の表情は、凛々しきブルーアイズマスクに変化していた。

「ふぅん……、なるほど。貴様の特殊能力はコピーということか。
 俺の形とデッキを真似れば、俺に勝てる可能性もあると。
 貴様はそう言いたいわけだな」

「そうです! さあ、私たちの糧に――」

「甘いぞ、貴様!!」

 力強い怒声に、シルキルは思わず身を震わせた。

「形だけを真似て、俺に並んだつもりとは片腹痛いわ!
 そのような児戯染みた模倣など、話にもならん!!
 恥を知れ!!」

 その怒りの勢いと、威圧感。
 同じ表情をしているはずだが、本物は圧倒的であった。
 思わずたじろぐシルキルの、なんと頼りないことか。

「で、ですが、闘ってみるまでは分かりません!
 勝負もせずになら、何とでも言えるでしょう!
 デュエルモンスターズの精霊なら、デュエルで示しなさい!」

 『やってみなきゃ、分かんないよ!』
 子供が意地を張って、やっと反論しているようにさえ見えた。
 だが同時に、今のシルキルは何を言っても聞かない駄々っ子なのだろう。
 カイバーマンは、うんざりしたように眉根をひそめる。
 シルキルをしばらく見つめ、クロノスにちらりと目をやり――。

「なら、その姿とデッキで試してみるがいい。
 だが、相手は俺ではない。
 そこのクロノスとだ」

「どういうことです!?」
「どういうことなノーネ!?」

「ふぅん。聞かずとも知れたこと。
 貴様など俺の手をかけるまでもないということだ。
 その者に勝てぬというなら、俺に勝てる道理もない。
 それともまた臆するのか?」

 いちいち闘争心を煽るように、カイバーマンは問いかける。
 そして単純にも、シルキルは対抗せずにはいられない。

「いいでしょう! まずはこいつを打ち破り、貴方に挑戦します!
 さあ、クロノスとやら! 服を着て、デュエルに備えるのです!!」

 クロノスを指差し、シルキルは対抗心を燃やす。

「いいっ!!」

 唐突に向けられた闘志の矛先。
 クロノスは困惑を隠せない。

「ふぅん。シルキルよ、慌てるな。
 クロノスにも都合というものがあるのだ。
 もともと俺はクロノスにチャンスを与えに来たのだ。
 ついでに、そいつを叶えてやるがいい。
 生徒に己の強さを知らしめるという渇望をな……。
 そのために相応しい舞台は、ここではない!
 3日後のアカデミアの中央デュエル場!
 そこで存分に貴様らの闘志をぶつけ合うがいい!」

「ちょ、ちょっと待つノーネ!
 確かに手配はできるケード、私が闘いたいのは……」

 クロノスの戸惑いを見て取って、カイバーマンはニヤリと笑った。

「ふぅん。クロノス。
 俺のデッキを侮るはずはなかろうが、相手に不足があるか?
 今貴様が思い浮かべるほど、シルキルは弱い存在ではないぞ」

「……そうナノーネ?」

 散々弱いと言い放っておいて、手の平を返すカイバーマン。
 素直に相手を誉められない性分なのだろうか。
 だが、確かにシルキルは全く以って只者ではない。

「人の身を捨て、精霊の気高さも捨ててまで、強さを求めた者の成れの果て。
 意志の焼き切れる闘争を潜り抜けて、純化された闘志だ。
 貴様の記憶に残るデュエルと比べても、見劣りしない決闘となろう。
 生徒の前で、《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)》を倒してみるがいい。
 貴様の実力も、もう一度認められることだろう」

 クロノスには、カイバーマンの言うことの意味が通じなかった。
 藤原や翼によれば、怪人は人間と精霊が入り混じった存在らしい。
 だが、『意思の焼き切れる闘争』や『純化』とはどういうことなのか。
 分からない。
 怪人とのデュエルなら、危険もあるだろう。
 しかし、千載一遇のこのチャンス。
 見逃すわけにもいかない。

「分かったノーネ!
 盛大に生徒を集めて、名誉挽回の舞台にするノーネ!!」

 ――かくして、数奇なやり取りの果てに、起こり得ぬ対決が現実のものとなった。





「クロノス先生のエキシビジョンデュエル、楽しみだなー!」

「しかし、このベンチで控えてほしい、っていうのは、どういうことだろうな……。
 対戦相手の正体も、結局最後まで教えてくれなかった」

 これから始まるデュエルに胸を馳せる翼。
 謎の多いデュエルに警戒せずにはいられない藤原。
 フリークス・バスターズの4人は、観客席ではなく、ベンチの特等席。
 今日は授業のない土曜日。聞きつけた生徒が観客席を埋め尽くす。

「対戦相手なんて、ポスターのシルエットで丸分かりだったじゃん!
 あの姿はどう見ても、《正義の味方 カイバーマン》だよ!
 ショーは見たことあるけど、ブルーアイズ格好良かったなー!」

「だが、興行ショーなら、もっと別のイベントもあるはずだ。
 どうしてデュエルだけ、それも先生との一戦だけなんだ……。
 それに《青眼の白龍》は、世界に海馬瀬人の持つ3枚だけ。
 希少な公認レプリカも、ソリッドビジョンが出ない仕様になっている。
 仮にこの大舞台でデュエルするとしても不適じゃないのか……」

「あたしも細かいこと抜きに楽しみだけどなー。
 でも、クロノス先生。やけに緊張してた気がするけど、大丈夫かな……」

「それも謎なんだ。デュエルの大舞台なんて、いつもやってることのはずだ。
 いまさらクロノス先生が緊張するなんて珍しい。
 カイバーマンの中の人は一体……」

「こらー、夢を壊すロマンのない勘ぐりは良そうよ!
 せっかくのイベントだよ!
 疑ってウジウジしてたら、モテないよ! 藤原先輩!
 余裕を持って、何事も楽しむ度量も大事だよ!」

「あのな、早乙女……」


 ――パチパチパチパチ!!


 4人の会話を飲み込むように、大きな拍手が鳴り響いた。
 舞台には今回の主役、クロノス先生が入場していた。
 やや動きが固いが、両手を大きく振り、拍手に応えている。
 そして、反対側の入場口に注目が集まる。
 誰もが見守る中、入場したのは――。

「やっぱりカイバーマンだ!!
 あれれ? でも、コートが黒いって変だな……」

「まさか……。《オネスト》、探ってくれ!」

 瞬時に《オネスト》と翼は、その正体を感じ取った。
 精霊と人間の入り混じった存在。
 その異形の感覚は、まさしく追うべき怪人そのもの。

「どういうことだ……?!
 だが、このギャラリーの中で騒ぎを起こしたら大混乱。
 うかつに止めることもできない。
 クロノス先生、何を考えて……」

「でも、安心してデュエルできるから、この舞台なんだよね。
 俺のときもイルニルさんは、デュエルを楽しもうとしてただけだったよ!
 なら、今回もきっと大興奮のデュエルをするためじゃないかな!」

「確かに今回はベルトもないな。
 だが、このデュエルは一体……」

 翼のワクワクは膨らみ、藤原の疑念は消えないまま。

 舞台の二人はディスクを構えた。
 ディスクの起動音が鳴り響く。
そして、勝負の前の一瞬の沈黙。

「デュエルなノーネ!!」
「デュエルです!!」


シルキル VS クロノス


 謎と興奮のデュエルの、幕が開ける。

「私のターンです! ドロー!」

 勇んでシルキルはデッキからカードを引いた。
 そして、手札に目を移すと、こみ上げる高笑いが抑えられない。
 さすがは海馬瀬人の伝説のデッキ。
 パワーカードとそれを呼ぶ手段が、最初から揃っている。

「フフフ、貴方達に伝説を見せてあげましょう!
 私は《正義の味方 カイバーマン》を召喚します!!
 さらに生け贄に捧げて――」

 デュエリストと同じ姿の人型モンスターが登場して、参上のポーズを取る。
 そして、高笑いをしながら、光の粒子に変化し――。


《正義の味方 カイバーマン》 []
★★★
【戦士族・効果】
このカードを生け贄に捧げる事で、手札の「青眼の白龍」1体を特殊召喚する。
ATK/ 200 DEF/ 700


「手札から《青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)》を特殊召喚です!!」

 語り継がれる伝説のカード。
 デュエルモンスターズの原点でありながら、最強のカード。
 生徒たちの視線は釘付けになり、観客席は一面総立ちとなる。
 雄大な翼を広げ、白き龍が咆哮する。
 青の彗眼の威圧感。鋭さを高貴に纏め上げた美しきフォルム。
 誰もが憧れる通常モンスターの頂点、ブルーアイズ・ホワイトドラゴン。
 映像は、確かに舞台に具現化されていた。


青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)) []
★★★★★★★★
【ドラゴン族】
高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。
どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。
ATK/3000 DEF/2500


「本物のブルーアイズ! この目で見れるなんて……、すげえ!!」

「精霊の力で生成されたカードなら、ディスクも感知する。
 このデュエル、本来なら絶対に見ることのできないデュエルだな。
 謎は多いが、確かにワクワクしてしまう……」

 いつも冷静な藤原でさえ魅了されるスターカード。
 会場が割れんばかりに、歓声は全開である。

「さらにカードを2枚セットします。
 ターンエンドです」

「うぅ、早速ブルーアイズを召喚してきたノーネ。
 でも、この注目を集める舞台で、引き下がれないノーネ!!
 私のターン、ドローニョ!!」

 この対決のために見直してきたクロノスのデッキ。
 生徒の注目に恥じないデュエルを行うために。
 クロノスの積み重ねてきた経験。その技術の結集であるデッキ。
 ここで応えずして、実技担当最高責任者は名乗れない。

「私もいくノーネ!!
 フィールド魔法《歯車街(ギア・タウン)》を発動すルーノ!
 さらに永続魔法《古代の機械城(アンティーク・ギア・キャッスル)》を発動するノーネ!!」

 ブルーアイズが席巻するフィールドが作り変えられる。
 蒸気と機械の街並みが広がり、中央部に強固な要塞が現れる。
 これがクロノスの打ち立ててきた【古代の機械(アンティーク・ギア)】の舞台。
 生徒たちは思い出さずにはいられない。
 ――クロノスが伝説に並ぶカードの所持者であることを。

「手札から魔法カード《磁力の召喚円(マグネットサークル) LV2》を発動すルーノ!
 この効果で、手札のレベル2ユニオンモンスター、《オイルメン》で特殊召喚なノーネ!」


《磁力の召喚円 LV2》
【魔法カード】
手札からレベル2以下の機械族モンスター1体を特殊召喚する。


「さらに《機械複製術》を発動!
 攻撃力500以下の場の機械族、《オイルメン》を3体に増やすノーネ!!」


《機械複製術》
【魔法カード】
自分フィールド上に表側表示で存在する
攻撃力500以下の機械族モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターと同名モンスターを2体まで自分のデッキから特殊召喚する。


 瞬く間に3体のモンスターを場に揃う。
 クロノスの卓越したデュエル・タクティクスは健在。
 そして、手札に残された1枚のカード。
 さらに通常召喚権は、まだ温存されている。

「フィールド魔法《歯車街》の効果。
 『アンティーク・ギア』と名の付くカードを生け贄召喚するとき、
 生け贄を1体少なくすることができるノーネ。
 よって、私は場の《古代の歯車》1体を生け贄に捧げて――」


《歯車街》
【魔法カード・フィールド】
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に
必要な生け贄を1体少なくする事ができる。
???


 地響きとともに、もう1体の伝説が起動する。

「来るノーネ! ――《古代の機械巨人(アンティーク・ギア・ゴーレム)》!!」

 アリーナを突き破り、地面から機械巨人が現出する。
 体中から蒸気を噴出し、力強い駆動音を響かせる。
 機械仕掛けの巨大な豪腕で、ファイティング・ポーズを取る。
 巨人の赤いランプの眼が、龍の青き眼とぶつかり、火花を散らす。


古代の機械巨人(アンティーク・ギア・ゴーレム) []
★★★★★★★★
【機械族・効果】
このカードは特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
このカードの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
ATK/3000 DEF/3000


「《古代の機械城》の効果があるノーネ!
 このカードはアンティーク・ギアモンスターの攻撃力を300ポイント上げルーノ!!
 さらに伏せカードがあっても無駄なノーネ!!
 アンティーク・ギアはマジック・トラップの対策装甲なノーネ!!
 戦闘時にリバースは発動できなイーノ!
 そして、《オイルメン》1体を《古代の機械巨人》にユニオンさせるノーネ!」


《古代の機械城》
【魔法カード・永続】
フィールド上に表側表示で存在する「アンティーク・ギア」と名のついた
モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
モンスターが通常召喚される度に、このカードにカウンターを1つ置く。
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを生け贄召喚する場合、
必要な生け贄の数以上のカウンターが乗っていれば、
このカードを生け贄の代わりにする事ができる。



《オイルメン》 []
★★
【機械族・効果】
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとして
自分フィールド上の機械族モンスターに装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、
装備モンスターが相手モンスターを戦闘によって破壊した場合、
自分はデッキからカードを1枚ドローする。
(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。
装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。)
ATK/ 400 DEF/ 400



《古代の機械巨人》ATK3000→3300


 このバトルフィールドは、クロノスが作り上げた暗黒の中世。
 ゴーレムのバトルに最適化された戦場で、伝説と伝説がぶつかり合う。
 地響きと機械音を響かせながら、機械巨人が駆け抜ける。
 そして、屈伸させた膝のバネで、ブルーアイズの頭上まで飛び上がった。

「行くノーネ!! 《古代の機械巨人》の攻撃!
 『アルティメット・パウンド』!!」

「迎え撃つのです! 《青眼の白龍》の攻撃!
 『滅びの疾風爆裂弾(バーストストリーム)』!!」

 落下する勢いとモーターで加速された機械巨人の超重量の豪腕。
 繰り出された拳に、ブルーアイズの白銀のブレスがぶつかる。
 空気中でさらに爆裂し、巨体をも押し戻そうとする魔法力の奔流。
 だが、機械の巨人はその爆風をも打ち破る。
 機械の拳がブレスを貫き、ブルーアイズの顎を直撃する。
 白き伝説の龍は地面まで吹き飛ばされ、その身を崩した。


シルキルのLP:4000→3700


 再び割れんばかりの歓声が、会場を席巻する。
 クロノスは拳を握り締め、初戦の勝利の感激に打ち震える。

「あたし、こんなデュエル見たことない……。
 最初のターンから、攻撃力3000以上のモンスターのぶつかり合い!
 それにあのブルーアイズをたった1ターンで倒すなんて。
 クロノス先生! すごい!!」

「ふふん! ユニオンした《オイルメン》の効果!
 デッキからカードを1枚ドローすルーノ!
 私のカードコンボの威力を思い知ったかナノーネ!!
 私はカードを1枚伏せて、ターンエンドなノーネ!」













シルキル
LP3700
モンスターゾーン
なし
魔法・罠ゾーン
伏せカード×2
手札
0枚
クロノス
LP4000
フィールド魔法
《歯車街》
モンスターゾーン
《古代の機械巨人》、《オイルメン》
魔法・罠ゾーン
《古代の機械城》、伏せカード×1、
《オイルメン》(《古代の機械巨人》にユニオン装備)
手札
0枚



「クッ! まさか、たった1ターンで倒されるとは……。
 ですが、負けません! 私のターンです! ドロー!!」

 クロノスのフィールドを前に、シルキルも怯まずに立ち向かう。

「私は闇属性モンスター《ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者-》を召喚!
 さらにリバースカードオープン、《闇霊術-「欲」》!
 闇属性モンスターを生け贄に、カードを2枚ドロー!
 貴方は手札から魔法カードを見せることで、
 ドローを防げますが、その1枚の手札はいかがでしょう?」

「防がないノーネ……。消耗しすぎたノーネ……」

「ならば、効果処理に成功! 2枚ドローです!」



《闇霊術-「欲」》
【罠カード】
自分フィールド上に存在する闇属性モンスター1体を生け贄に捧げて発動する。
相手は手札から魔法カード1枚を見せる事でこの効果を無効にする事ができる。
見せなかった場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。


 シルキルはカードを2枚手早くドローした。
 そして、思わずため息をもらした。
 完璧で素晴らしい手札が迅速に揃う。
 心臓が飛び跳ねるかのような高鳴り。

「ふふ、ふふはは、ははははは!!」

 こみ上げる高笑いが抑えきれない。
 湧き上がる全能感で、体が打ち震える。
 今この手にあるのは、最良構成の研ぎ澄まされたデッキ。
 立ちふさがるもの全てを打ち砕く可能性の塊。

 ――ずっと求めていた、強さそのものではないか。

「リバースカードオープン!!
 《蘇りし魂》!! 墓地のブルーアイズを守備表示で復活させる!」


《蘇りし魂》
【罠カード・永続】
自分の墓地から通常モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。


「なななな、な!
 せっかく倒したのに、もう復活しちゃウーノ!?
 でも、手負いのブルーアイズを蘇生しテーモ、《古代の機械巨人》には……」

「まだ、これから、ですよ!
 手札からマジックカード、《召喚師のスキル》を発動!
 デッキからレベル5以上の通常モンスターを手札に加えます。
 私が手札に加えるのは――」


《召喚師のスキル》
【魔法カード】
自分のデッキからレベル5以上の通常モンスターカード1枚を選択して手札に加える。


 迷い無く選び出され、公開される1枚のカード。
 クロノスの目が、その一枚に釘付けとなる。

「もう1体のブルーアイズを、このタイミングで手札に!
 まさか、狙ってるノーワ!!?」

「――貴方達に伝説を越えた究極を、ご覧に入れましょう!
 マジックカード、《融合》を発動!!
 場のブルーアイズ1体、手札のブルーアイズ2体を融合させ――」

 融合の磁場が発生し、3体の白竜が取り込まれる。
 膨大な力を取り込み、渦からは稲光が発生している。
 魔力が集中し、溢れる力は空間をも揺るがす。
 やがて融合の渦が、輝いて白く染まり――。

「《青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)》、召喚です!!!」

 ――伝説を越えた究極のドラゴンが誕生する。


青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン) []
★★★★★★★★★★★★
【ドラゴン族・効果】
「青眼の白龍」+「青眼の白龍」+「青眼の白龍」
ATK/4500 DEF/3800


 破壊力を破壊力で束ねた多頭竜。
 三ツ首が巨人の視界を覆い、三ツ口が一斉に咆哮する。
 三頭の青き眼が、巨人を威圧的に取り囲む。
 その圧倒的存在の前に、逃げ場は存在しない。
 体を覆う稲光放つ魔力は、やがてその三ツ口に集約されていき――。

「攻撃です!! 全て凌駕する疾風怒涛(アルティメット・バースト)!!!」

 破壊の疾風は同時に放たれ、交差して一つの波動となる。
 眩い光を放つ巨大な奔流。
 それを前に、巨人はあまりに小さく――。
 両腕を交差させ、その身を護ることが精一杯。
 抑えきれぬ光が、クロノスを襲い来る。


クロノスのLP:4000→2800


「あじゃじゃじゃじゃじゃ!!
 でも、ユニオンした《オイルメン》が破壊されることで、
 《古代の機械巨人》は破壊されないノーネ!」

「ですが、かろうじて残ったところで、何ができるのです!
 これでターンを終了しましょう! ふははははは!!」

 クロノスの優勢は一瞬にして覆された。
 天をも覆い尽くす圧倒的存在が、目の前に立ちはだかる。
 だが、クロノスは怯まず、三頭竜に向き合っている。
 ――次の突破手段を、見据えるかのように。


「装備カードもなしに、攻撃力4500!!?
 すげえ……! あの攻撃力、どうやって超えれば……!」

 その迫力に圧倒される翼。
 生徒たちにも動揺が走っている。

「二つ……、手段がある」

「えっ!」

 藤原が誰ともなく呟いた言葉。
 藤原は知っている。
 まだ立ち向かえるクロノスの、その力の在り処を。

「クロノス先生のデッキも完成されている。
 この返しのターンで、アルティメットドラゴンを倒す手段は――2つある」

「あのモンスターを越える手段……」

「一つは、1ターン限り機械族を暴走させる切り札。
 そして、もう一つは――」

 藤原はその構図を思い描き、高鳴りに打ち震える。

「伝説には伝説を。そして、究極には究極でぶつかること――。
 そうだ。クロノス先生のデッキには更なる力が――」


「私のターンなノーネ! ドローニョ!!」

 クロノスはカードを手に取り、狙いを確信する。
 手にしたのは、無限の可能性へと向かうカード。
 取るべき道筋。――それは眼前に立ち塞がる究極に並ぶ道。

「私は《オイルメン》を生け贄に捧げるーノ!
 闇属性モンスター《タン・ツイスター》を生け贄召喚するノーネ!!
 さらにリバースをオープンすルーノ! 《闇霊術-「欲」》!
 闇属性モンスターを生け贄に……、魔法カードは手札にあルーノ?」

「……ありません」

「なら、カードを2枚ドローするノーネ!
 《タン・ツイスター》の効果でさらに2枚ドローなノーネ!」


《闇霊術-「欲」》
【罠カード】
自分フィールド上に存在する闇属性モンスター1体を生け贄に捧げて発動する。
相手は手札から魔法カード1枚を見せる事でこの効果を無効にする事ができる。
見せなかった場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。



《タン・ツイスター》 []
★★★★★★
【悪魔族・効果】
生け贄召喚したこのカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
この効果を発動した場合、このカードをゲームから除外する。
ATK/ 400 DEF/ 300


「クロノス先生も相手と同じプレイングを!?
 モンスターを消耗してまで、ドローを優先してる……。
 思い通りのカードが引けないのかな……」

「久白、よく見ておけ。あれは失策じゃない。
 上級者同士のデュエルは、こういうものなんだ」

「上級者同士のデュエル……?」

「あのアルティメットドラゴンに対抗する手段は、あまりに少ない。
 下級モンスターを引いても、時間稼ぎがせいぜいだ。
 だから、手札と場の無駄を省く手段が必要になる。
 状況に応じて、手札を素早く入れ替えて即座に対抗する。
 だから、上級者同士の戦いは、隙のない切り札のぶつかり合いになる――」


 クロノスの手に4枚のカードが加わる。
 目の前の相手を打ち破ることに特化された手札。
 今導かれた軌跡。
 手札の2体の最上級モンスター、そして力を束ねるカード、
 そして傷つきながらも戦場に立つ、己の誇りのモンスター。
 ――今、これら全てのカードを、一つに収束する。
 1枚のカードを頭上に掲げ、クロノスは宣言する。

「――私も絶対に負けられないノーネ!
 手札からマジックカード、《融合》を発動!!
 場の《古代の機械巨人》、手札の《古代の機械巨人》2体を融合させるノーネ!」

 融合の磁場が、同じように発生する。
 3体の巨人が飲み込まれ、渦に強大な力が巡る。
 磁場にエネルギーが漲り、人智を超えた改造を施す。
 やがて融合の渦は、熱暴走で赤く染まり――。

「またこのカードを使うことになるとは、思わなかったノーネ!
 これが私の究極、《古代の機械究極巨人(アンティーク・ギア・アルティメット・ゴーレム)》なノーネ!!」

 ――並び立つのもまた、伝説を越えた究極の巨人。


古代の機械究極巨人(アンティーク・ギア・アルティメット・ゴーレム) []
★★★★★★★★★★
【機械族・効果】
「古代の機械巨人」+「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター×2
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動する事ができない。
このカードが破壊された場合、自分の墓地に存在する「古代の機械巨人」1体を
召喚条件を無視して特殊召喚する事ができる。
ATK/4400 DEF/3400


 失われし古代文明(ロスト・テクノロジー)の最終兵器。
 究極竜に並び立つ、破壊技術の結集。
 馬のごとき四本足で、フィールドを踏み締める。
 その機動力を生かすべく、全身のモーターがフル稼働する。
 膨大な電磁力を纏い、その機体は青い輝きを帯びる。

「攻撃するノーネ!! 『全て凌駕する鉄拳制裁(アルティメット・シャイヴァー)』!!!」

「迎撃します!! 『全て凌駕する疾風怒涛(アルティメット・バースト)』!!!」

 電磁力が体中を駆け巡り、巨体が進撃する。
 四本足で高く跳躍するとともに、拳を構え上半身を捻る。
 繰り出される右ストレートは、超速・超重量・超エネルギーの一撃。
 究極竜は中空の究極巨人に向け、極大なる破壊奔流を放つ。
 破壊力と破壊技術はぶつかり合い、激しい光で戦場は覆われるが――

「ここは暗黒の中世のフィールドなノーネ!
 《古代の機械城》の効果で、アンティーク・ギアは力を得るノーネ!!」


《古代の機械城》
【魔法カード・永続】
フィールド上に表側表示で存在する「アンティーク・ギア」と名のついた
モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
モンスターが通常召喚される度に、このカードにカウンターを1つ置く。
「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを生け贄召喚する場合、
必要な生け贄の数以上のカウンターが乗っていれば、
このカードを生け贄の代わりにする事ができる。



《古代の機械究極巨人》ATK4400→4700


 ――機械城の支援射撃は、究極竜の攻撃をわずかに弱める。
 そのわずかでも絶対なる攻撃力の差。
 撃滅の鉄拳が、またも蹂躙の疾風を貫き、竜の顎に到達する。
 首が曲がり体ごと吹き飛ばされ、究極竜は消滅する。


シルキルのLP:3700→3500













シルキル
LP3500
モンスターゾーン
なし
魔法・罠ゾーン
なし
手札
1枚
クロノス
LP2800
フィールド魔法
《歯車街》
モンスターゾーン
《古代の機械究極巨人》
魔法・罠ゾーン
《古代の機械城》
手札
1枚


 固唾を飲んで見惚れていた観衆。
 超巨大モンスターの、爆音と発光のエフェクトが収まる。
 一気に大歓声が巻き起こる。
 機械の街に君臨する、究極巨人の雄姿。
 会場全体がクロノスコールに覆われる。


 究極竜が打ち倒された。
 シルキルは信じられないといった面持ちで、うなだれていた。
 自信に満ちていた態度に震えが走り、仮面の上からでも怯えが見て取れる。
 この海馬デッキのことは、既に調べ上げていた。
 最強のしもべは、紛れも無く《青眼の究極竜》。
 それを超えるモンスターを出されては、手の打ち様がない。
 このデッキの限界は分かっている。
 だが、その限界を超えてこそ、デュエリストとして本当の強さが見せられる。

 ――キミでは無理だ。
 キミの隙だらけの目には何も見えていない。
 途切れ途切れの意思では、何者にもなれぬ――

 誰かの言葉が脳裏にフラッシュバックする。
 そんなことは無い。
 自分はいつも最強を目指し続けてきたではないか。
 ――いつも?
 ――いつから?
 過去を振り返ろうとすると、真っ暗で掴めない。
 息が詰まるような苦しさを覚え、目の前に思考を移す。
 ――今の自分には、今しかない。

 歓声は自分を無視して、高まっていく。
 ――構わない。
 誰に罵られようと、誰にも認められなくても。
 自分の高みに、自分で上り詰めてみせる。
 あの方を追いかけていれば、それができるのだ。
 失った何かを取り戻せるはずなのだ。

 ――キミの成功を、信じている――

 そうだ。我が主の命に報いること。
 強き精霊を探し出すことこそ、我が使命。
 飽くなき強さを求めることこそ、我が本能。
 そのために純化されたこの魂。
 力ならば、自分にある。
 ――今の自分ならば、何者にもなれる!


「私のターン! ドローです!!」

 その魂ならば、既に手札にあった。
 引いたカードを手札に加え、もう一方をディスクに叩きつける。

「モンスターを召喚します。
 《破壊神ヴァサーゴ》、召喚です!」

 紫色の4枚の翼が、現れた闇から生える。
 闇は無数の白い帯を出し、空間と体の境界を定める。
 怪しげな白い仮面が浮き立ち、顔を規定する。
 実体の不確かな、影の悪魔。

 シルキルが残る1枚の手札を天にかざす。
 影の悪魔は、紫の翼で繭のように体を包む。

「これぞ、私の力! 強きに進化する力!!」

 翼とオネストに、悪寒が突き抜ける。

「この力の発動! あのカードが精霊のカード!!
 でも、クロノス先生の《古代の機械究極巨人》がいるのに!
 一体何をするつもりなの!?」

「いや、超える手段なら、……聞いたことはある。
 世界の危機でのみ姿を現すという、デュエルモンスターズ最強のモンスター。
 伝説のデュエリスト2人が力を合わせて、初めて降臨するモンスター。
 公式には確認されたことがないが、まことしやかにささやかれる夢の融合素材。
 誰も試せる者はいなかったが、今のあのデッキなら――」

 影の悪魔は、闇と光を帯びた黄金の戦士へと姿を変えていた。
 ――その姿は伝説の混沌騎士、《カオス・ソルジャー》そのもの。


《破壊神ヴァサーゴ》 []
★★★
【悪魔族・効果】
このカードを融合素材モンスター1体の代わりにする事ができる。
その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
ATK/1100 DEF/ 900


「手札より、《龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)》を発動!!
 場の《破壊神ヴァサーゴ》を《カオス・ソルジャー》として扱い、
 そして墓地に存在する《青眼の究極竜》を除外融合させます!!!」


龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)
【魔法カード】
自分のフィールド上または墓地から、
融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)


 融合のエフェクトが渦を巻き、2体のモンスターが取り込まれる。
 膨大な力を得た渦は光を放ち、黒と白の空間へと変質する。
 ――それを宇宙と呼ぶべきか、混沌と呼ぶべきか。
 その虚空の中心から飛来する、眩いばかりの存在。
 究極竜を駆る、伝説の混沌騎士。
 圧倒的な威厳。
 圧倒的な存在感。
 会場は動揺を通り越して、唖然の沈黙に包まれる。
 驚くべきステータス値が、その強さを物語る。


究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト) []
★★★★★★★★★★★★
【ドラゴン族・効果】
「カオス・ソルジャー」+「青眼の究極竜」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードを除く自分のフィールド上のドラゴン族モンスター1体につき、
このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
ATK/5000 DEF/5000


「マンマミーヤ!! 攻撃力5000!!
 有り得ないノーネ……!」

 騎士は剣を両手で構え、切っ先に魔力を漲らせる。
 竜は息を吸い込み、体内で魔力の爆風を精製する。
 その凝縮された2つの力が、同時に解き放たれる。

「《究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)》! 攻撃です!!
 『銀河に轟く滅びの烈波(ギャラクシー・クラッシャー)』!!!」

 すべてを薙ぎ払う白銀の軌跡。
 シルキルの力を求め続ける道筋。
 その力強き証が、今ここに放たれた。



第3話 何もない場所からでも に続く...
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21:07  |  ヒカコリライト  |  TB(0)  |  CM(8)  |  EDIT  |  Top↑

Comment

●侵食する笑い声

シルキルさんは、もしかして冒頭の……?

こんばんは、おそらくミス修正に関しての規定変更の一旦を作ったラギさんです。今回の最新話でもミス連発しました……。

本当に最初の方は流れ変わってますねー。
というか、カイバーマン出てくるとは、予想もしなかったよ!

ラギ |  2011年06月26日(日) 23:46 |  URL |  【コメント編集】

●グレート・モス「俺は……?」

 逆部屋では、読者の気持ちの盛り上げかたとかクライマックスへの持って行きかたとか色々と語りましたが、何かしらの面でとにかく面白ければいやがおうにも盛り上がるので、構成が王道から外れていようがそんなものは二の次だとか思っている豆戦士です。

 や、まさかここまで最初っからクライマックスだとは思わなかったw
 こんなデュエルの構想があるんなら、私の戯言なんか無視してとっとと書くべきw

 それでもあえて心配させてもらうならば。

 まだ第二話だが、こんな究極決戦を使ってしまって、この先大丈夫か?



>タッグフォースのシステム面について

 私が一番文句を言いたいのは、敵AIの思考の待ち時間と行動の質かなぁ。

 実は、デュエルで自分が次にどういう行動を取るべきかの(まあ妥当に見えるレベルの)判断くらいは、ほぼノータイムで出来て当然なんですよね。
 ちょっとでもアルゴリズムに親しんだことのある人間なら、一瞬でも砂時計を表示させてしまった瞬間に、猛省しなければいけないレベルの。

 そもそも妥当なプレイングすらまともにできていない & あれだけの待ち時間を要求するのは、ゲームのレビューとかでぼっこぼこに叩かれてもおかしくない程の所業のはずです。

 とはいえ、それでも槍玉にあげられるのはキャラクターとかカードまわりが多数派(に見える)なあたり、客に求められているのはカードギャルゲー部分であって、システム面で手を抜くのは企業判断としては正解なのかなー。
 ゲーム開発の裏事情とかはよく知らないけど。


 でも、一遊戯王ファンとしては、アニメでは超優秀なデュエリストなはずのキャラクターが、ゲーム内で無駄に空回った挙句しょぼいプレイングミスを連発するのには耐えられないじゃないですか。

 ……そうか! つまり遊戯王ZEXALの主人公をデュエル初心者にしたのは、超適当にAIを組んでもむしろそれが自然に見えるからという意図が(以下自粛)

豆戦士 |  2011年06月27日(月) 14:33 |  URL |  【コメント編集】

●高笑いスキルをラーニング

>ラギさん

ぶっちゃけ分かるように書いているのですが、その通りです。
従順な彼がこうなったというわけですが、まだ掘り下げます。
序盤の焦点の一つになると話した通り、何気に重要なキャラです。

にしても、ラギさんの言った詰め込みすぎ感は
ちょっと直らないかもしれません。
まぁ方向性は洗練された感じにはなりそうですが。

ミスねぇw 私はもうhtmlで指定すらせずにまるごと直してます。
まぁだから、やってもフォロー効く、と割と気軽です。
まぁ、こればかりは頭の中で音読したり、よく直すしかないかな。
私はhtml整形後に見直すことは、ちゃんとやるようにしてますね。

結構変わってますが、あくまで帰着点は一緒です。
カイバーマンの予測させる気のなさはガチw
一応、前回の続きの予告タイトル辺りで、
究極VS究極から読み取った人はいるのかもw
初期GXのカオスなノリを踏襲した感じでした。
村瀬薫 |  2011年06月27日(月) 21:32 |  URL |  【コメント編集】

●うん、すまない、そういうことなんだ

サンダーエンドの次はグレートモスさんだと信じてる。



>豆戦士さん

なんかいきなり根も葉もないこと言ってますねw
でも、今回は結構、構成を度外視な大雑把なノリで書いてます。
まぁ横道っぽいのは今回くらいで、後は結構堅実でメインよりのはず。

最初からクライマックスみたいなことになってますが、
当初はもっと文字数や描写を絞る予定でした。
……が、攻撃力やカリスマ的に描写に気を抜けないですし、
結局はこんなクライマックス描写をする羽目になってます。
実はこの回のデュエルって、淡々と書くと結構読むのがつまらないはず。
試しに描写手抜きで書いてみれば、差が分かりやすい好例かもしれません。
何人かにプロットだけ投げて書いてみてもらえば、結構差が出そう。

まぁ、以後のデュエルも様々な方向性で攻めてますし、
見劣りをするようなデュエルにはなってないかな、と思います。
1話が多分一番大人しいデュエルになってるはずです。

というか、単純な力勝負って言うのが、ヒカコ極端に少ないですしね。
意外と珍しい回なのかもしれません。



ゲームレスポンスは確かに遅いですね……。
アニメ消化しながらで丁度いいレベルですし。
思考レベルも確かにその通り頑張ってほしいです。
もう豆戦士さんと司書さんデバッガーになっておくれw
村瀬薫 |  2011年06月27日(月) 21:35 |  URL |  【コメント編集】

●究極時械神セフィロンVS究極・背水の陣

クロノスの入浴シーン編。
っと言う訳でゆっくらな時間が取れたのでこっそり。


全く笑い所じゃないのに、オネストの容姿を説明する所で吹いてしまった……。
私にとってオネストはネタの存在になっています、確実に。
前回も合わせて目的なりがより明確になっていて、
私のような処理能力が低い人でも理解しやすくなっていると思います。
あと斗賀乃っちを気にしているクロノス先生がかわいい。
今回のポイントと言っても過言ではないぞ!

……歯車街が本当に来た!
そして毎回の事、リリース軽減の効果をすっかり忘れていました。
kunai |  2011年06月30日(木) 23:58 |  URL |  【コメント編集】

●究極恐獣VS究極封印神エクゾディオス

何というか、凄く予想外。
まさかカイバーマンが出てくるとは。
そしてカイバーマンをコピーするシルキルさん。
何というか、凄くカオスです。
そして、敬語で話す黒カイバーマン、ツッコミどころありすぎる……!

デュエルは高攻撃力のぶつかり合いというシンプルながらも、村瀬さんの華麗な描写テクニックの存在もありとても熱い展開に。
お城の攻撃力300アップが地味に効いています。
究極竜が倒された!……と思いきや、まさかのヴァザーゴからの究極竜騎士。
ヴァザーゴといいロックリザードといい、マイナーどころのチョイスは流石です。

そして、剣山君……。
これもラーイエローの宿命か……。

ところで誤字かも知れないので報告しますが、機械巨人をアドバンス召喚するときに古代の歯車をリリースしたのですが、オイルメンの間違いでは?
オウカ |  2011年07月01日(金) 16:10 |  URL |  【コメント編集】

●《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》  VS 《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》

こっちのカードはありそうでなかったが、創作ではありそう。
イラスト企画の方、お疲れ様です。


>kunaiさん

誰かがクロノスの登場を願ってたので、サービスまでしました。
まさに誰得シーンです。イロモノ系で華奢だしなぁ……。

オネストの愛され方と愛し方は、城怒参照!
容姿の描写は旧話のやり方をほぼ踏襲しています。
ヒカコは旧話では自重せず、藤原オネストしてましたが、
今回は結構大人しくさせています。
旧話だと、藤原の方が主人公みたいでしたしね。

前回は漠然と学園生活で始まりましたが、
今回はいきなり焦点は怪人対策に絞られています。
その辺はスマートになったのかな、と。

斗賀乃先生への嫉妬はもっと大きくやりたかったですが、
カイバーマンに吹っ飛ばされた感があります。
本当は怪人も人格薄めの案もあったけど、
結果的にはかなり濃い感じになりそうです。

そして、稀に見る歯車街の普通の(?)使い方です。
この使い方されたの他で見たことないぞwww
さすがクロノス先生、なんだかんだ正攻法なのです。
お互い総力戦で、どんちゃんやってくれてます。
村瀬薫 |  2011年07月02日(土) 10:15 |  URL |  【コメント編集】

●細かいところに目配りありがたう

>オウカさん

というわけで、予想させる気がない回でした。
流れが入り組んでる上に、カオスな感じになってます。
まさしくGXクオリティ。

とはいえ、デュエル自体はお互いにものすごくシンプル。
描写は結構苦労させられたので、評価されると、
報われる気がします。ありがとうございます。
とりあえず、バーストストリームが思ったより邪気眼な表現なので、
無駄に張り合ってしまっています。少し楽しかった!
ヴァサーゴといい、心眼の女神といい、羊もそうだけど、
融合代替系って結構味があるモンスター多いですよね。

あと地味にヴァサーゴはストラクチャーデッキ海馬編で収録されてます。
その辺のご縁は書きながら気づいた!

剣山くんは最初から出ないことになりましたw
酷い扱いですが、こんなもんです。

そして、誤字。初期案の名残ですね。
手札勘違いでオイルメンに修正したのですが、一部残ってたか……。
掲載時には直しときます。ありがとうございます。
村瀬薫 |  2011年07月02日(土) 10:19 |  URL |  【コメント編集】

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